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自作PC構成ガイド 一般事務・軽作業編(2026年9月版)

最終更新日: 2026-09-27

書類作成・Web閲覧・AIチャットが中心で、3Dゲームや動画編集をしないなら、いま自作PCに一番お金をかけるべきではないのがグラフィックボードです。2026年はGPU・メモリの価格が高騰しているため、「不要なものを削る」判断がそのままコスト削減に直結します。

結論: グラフィックボードは不要、内蔵GPU(APU)で組む

CPUにグラフィック機能が内蔵された「APU」と呼ばれるモデルを選べば、グラフィックボードを別途買う必要がありません。Webブラウジング・オフィスソフト・動画視聴・軽い画像編集までは内蔵GPUで十分こなせます。

CPU

AMD Ryzen 5 5600G (Wraith Stealthクーラー付・内蔵GPU搭載)

¥19,800実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、Amazon.co.jp調べ)

グラフィックボードなしで完結させたい、一般事務・軽作業PC向けのAPU。

  • ◎ Radeon Vega内蔵GPUでグラフィックボード不要、事務・Web・動画視聴は快適
  • ◎ 6コア12スレッドで通常のマルチタスクに余裕
  • ◎ 本体価格が安く2026年のGPU高騰の影響を受けにくい
  • △ AM4・DDR4世代のため最新のAM5マザーボードとは組み合わせられない
  • △ 3Dゲームは軽量タイトル・低〜中設定が中心

AMD構成のフルパーツ一覧

Ryzen 5 5600GはAM4ソケット・DDR4メモリ対応です。A520/B450系のマザーボードと組み合わせるのが最もコストを抑えやすい構成になります(最新のAM5マザーボードとは組み合わせられない点に注意)。CPUクーラーはRyzen 5 5600Gに付属するWraith Stealthをそのまま使えるため、別途購入は不要です。

マザーボード

ASRock A520M-HDV (AM4・Micro ATX)

¥6,980実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

Ryzen 5 5600GでAPU構成を組むための、コスト最優先のAM4マザーボード。

  • ◎ Ryzen 5 5600G等のAM4・APU構成を最安クラスで組める
  • ◎ Micro ATXで対応ケースの選択肢が広い
  • ◎ DDR4メモリ対応でメモリ自体も比較的安い
  • △ AM5(Ryzen 7000/9000番台)とは非対応、拡張性は最小限
メモリ

Crucial デスクトップ用メモリ 16GB(8GB×2枚) DDR4-3200

¥24,500実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、メモリ相場により大きく変動)

AM4/Intel DDR4構成のオフィスPC向け、16GB(8GB×2枚)の定番メモリキット。

  • ◎ AM4/LGA1700など幅広いDDR4プラットフォームで使える
  • ◎ 2枚組でデュアルチャネル動作
  • ◎ オフィス用途なら16GBで十分な容量
  • △ 2026年はDDR4メモリ自体の相場も上昇傾向、購入直前の価格確認が必須
SSD

Crucial P310 1TB NVMe PCIe Gen4 M.2 SSD

¥27,800実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

OS・アプリ・動画編集素材を高速に読み書きできる、1TBのNVMe Gen4 SSD。

  • ◎ 最大7,100MB/秒のGen4 SSDで動画素材の読み込みも高速
  • ◎ M.2スロットに挿すだけで配線不要
  • ◎ 1TBあれば動画編集の作業用ストレージとして扱いやすい
  • △ マザーボード側のM.2スロットがGen4対応か事前確認が必要
ケース

NZXT H3 Flow Micro-ATX ミドルタワーケース (ブラック)

¥8,918実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

自作PC初心者でも組みやすい、通気性重視のMicro-ATXケース。

  • ◎ メッシュフロントで通気性が高く、フルサイズGPUも搭載可能
  • ◎ Micro ATXながら組みやすい内部レイアウト
  • ◎ 背面配線対応マザーボードにも対応
  • △ ミドルタワーのため設置スペースはそれなりに必要
電源ユニット

Thermaltake TOUGHPOWER GT 750W (80PLUS GOLD)

¥10,586実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

RTX 5060 Ti以上のGPUを積む、性能重視の構成向けの750W電源。

  • ◎ 80PLUS GOLD認証で変換効率が高い
  • ◎ 750WあればRTX 5070クラスまで余裕を持って対応
  • ◎ ATX3.1/PCIe5.1対応で最新GPUの電源コネクタにも対応
  • △ 550Wクラスの電源より価格は高め(GPUなし・軽い構成なら過剰な出力)
グリス

ARCTIC MX-4 (4g・スパチュラ付属) CPU/GPU用サーマルグリス

¥880実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

CPUクーラー交換・自作PC組み立て時に必要な、定番の高性能サーマルグリス。

  • ◎ 定番の高性能サーマルグリスで冷却性能・耐久性の実績が豊富
  • ◎ スパチュラ付属で塗布量の調整がしやすい
  • ◎ 1本でCPU・GPU数回分に使える
  • △ リテールクーラー同梱グリスからの塗り直しは手間がかかる

Intelで組む場合

AMDよりIntelで組みたい場合は、内蔵GPU搭載のCore i5-14400が候補になります。10コア(6P+4E)とRyzen 5 5600Gより余裕のある性能を持ちますが、CPU自体の価格は上がります。組み合わせるマザーボードはDDR4対応のB760チップセットを選ぶと、メモリをAMD構成と共通化でき、総予算を抑えやすくなります。

CPU

インテル Core i5-14400 BOX (LGA1700・内蔵GPU搭載)

¥36,970Amazon.co.jp限定・国内正規代理店保証品、実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

AMDではなくIntelで組みたい人向けの、内蔵GPU搭載オフィス〜ライトゲーミングCPU。

  • ◎ 10コア(6P+4E)・最大4.70GHzでオフィス〜軽いゲームまで幅広くこなせる
  • ◎ 内蔵GPU搭載でグラフィックボードなしでも映像出力できる
  • ◎ 国内正規代理店保証1年付き
  • △ Ryzen 5 5600Gより価格は高め
  • △ 本格的な4Kゲーミング・動画編集にはグラフィックボードの追加が必要
マザーボード

MSI PRO B760M-A DDR4 II (LGA1700・Micro ATX)

¥15,480実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)

Core i5-14400でIntel構成を組む際の、DDR4対応・コスト重視のマザーボード。

  • ◎ Core i5-14400などLGA1700 CPUに対応
  • ◎ DDR4メモリ対応でDDR5より総予算を抑えやすい
  • ◎ Micro ATXでケースの選択肢が広い
  • △ 第12〜14世代までの対応、将来の最新Intel CPUへの対応は要確認

メモリとSSDだけはケチらない

CPU・GPUで浮いた予算は、メモリとSSDに回すのがおすすめです。目安は「メモリ16GB以上」「SSDはNVMe(M.2)で500GB以上」。ブラウザのタブを多く開きながらAIチャットを併用する使い方だと、メモリ8GBでは不足を感じやすくなります。ケース・電源・グリスはAMD構成・Intel構成のどちらでも共通で使えます。

自作PCではなく、Macという選択肢

正直なところ、書類作成・Web閲覧・AIチャットが中心で、Windows専用ソフトも使わないなら、自作PCより新品のMacBook Airを1台買う方が合理的な場合があります。組み立ての手間がなく、静音性・バッテリー持ち・省スペース性はデスクトップ自作PCより明確に上です。「パーツ選びが面倒」「配線を減らしたい」「そもそも自作に興味がない」人は、無理に自作へこだわる必要はありません。

  • Windows専用ソフト・自作PC遊び自体を楽しみたい人 → AMDまたはIntelで自作
  • とにかく手間なく・静かに・省スペースに使いたい人 → MacBook Air
  • 将来的にゲームや動画編集もしたくなるかもしれない人 → 自作PCの方が拡張・アップグレードの余地が大きい

Macを選ぶ場合の周辺機器選びは、MacBookを持ち歩く人の保護アイテムガイドや狭いデスクの入力ガジェットガイドもあわせてご覧ください。

この構成が向かない人

3Dゲームを本格的に遊びたい人、動画編集やAI画像生成をしたい人は、この構成では力不足です。その場合は「ゲーミング編」「動画編集編」のガイドを参考にしてください。

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