ゲーミングPCの自作は「まずGPUを決めて、それに見合うCPUを合わせる」のが基本です。2026年はGPU自体の品薄・価格高騰が続いているため、欲しい解像度・fpsから逆算して予算内で買えるGPUを先に確定させることが、以前よりさらに重要になっています。
STEP1: GPUを決める(フレームレートの土台)
フルHD(1080p)で高設定・60fps以上を安定して狙うなら、RTX 5060クラスが今の定番です。eスポーツタイトル(Valorant、CS2など)なら144fps以上も現実的です。
MSI GeForce RTX 5060 8G VENTUS 2X OC
¥65,455実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、Amazon調べ)
現行世代のミドルクラスGPU。フルHD〜WQHDゲーミングの標準構成として診断で採用。
- ◎ Blackwell世代・DLSS 4対応でフルHD〜WQHD高fpsが狙える
- ◎ 旧世代RTX 4060より低消費電力
- ◎ 価格と性能のバランスが良い定番モデル
- △ VRAM 8GBは最新の重量級タイトルでは条件付き(設定を上げすぎると不足気味)
- △ 4K・AI画像生成にはVRAM不足
STEP2: CPUを決める(GPUの足を引っ張らない程度でOK)
GPUより高いCPUを積んでも1080pゲーミングでは効果が薄いため、「GPUの性能を引き出せる」程度のミドルクラスで十分です。Ryzen 5 7600はAM5プラットフォームなので、今後CPUだけをアップグレードする余地も残せます。
AMD構成のフルパーツ一覧
Ryzen 5 7600はAM5ソケット・DDR5メモリ専用です。B650系のマザーボード+DDR5メモリ32GB(16GB×2)を組み合わせるのが定番構成。DDR5メモリは2026年に大きく値上がりしているため、購入直前に価格を必ず確認してください。CPUクーラーはRyzen 5 7600に付属するWraith Stealthで足りるため、別途購入は不要です。
ASRock B650M Pro X3D WiFi (AM5・Micro ATX)
¥16,980実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)
ゲーミング・動画編集向けAM5構成(Ryzen 7600/9900X)の土台になるMicro ATXマザーボード。
- ◎ Ryzen 5 7600・Ryzen 9 9900Xなど幅広いAM5 CPUに対応
- ◎ WiFi内蔵で無線LANカードを別途足す必要がない
- ◎ Micro ATXでケースの選択肢が広い
- △ DDR5メモリ専用でAM4マザーボードとの流用は不可
Crucial PRO デスクトップ用メモリ 32GB(16GB×2枚) DDR5-5600
¥84,980実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、DDR5高騰の影響で大きく変動)
ゲーミング・動画編集構成向けの32GB DDR5メモリ。価格変動が大きいため購入直前の確認が必須。
- ◎ AM5/LGA1700のDDR5プラットフォーム向け
- ◎ 32GBでゲーミング・動画編集どちらにも対応できる容量
- ◎ マイクロン製チップで安定性の評価が高い
- △ 2026年のDDR5価格高騰により、この価格帯だけでビルド予算の大部分を占める場合がある
Crucial P310 1TB NVMe PCIe Gen4 M.2 SSD
¥27,800実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)
OS・アプリ・動画編集素材を高速に読み書きできる、1TBのNVMe Gen4 SSD。
- ◎ 最大7,100MB/秒のGen4 SSDで動画素材の読み込みも高速
- ◎ M.2スロットに挿すだけで配線不要
- ◎ 1TBあれば動画編集の作業用ストレージとして扱いやすい
- △ マザーボード側のM.2スロットがGen4対応か事前確認が必要
NZXT H3 Flow Micro-ATX ミドルタワーケース (ブラック)
¥8,918実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)
自作PC初心者でも組みやすい、通気性重視のMicro-ATXケース。
- ◎ メッシュフロントで通気性が高く、フルサイズGPUも搭載可能
- ◎ Micro ATXながら組みやすい内部レイアウト
- ◎ 背面配線対応マザーボードにも対応
- △ ミドルタワーのため設置スペースはそれなりに必要
Thermaltake TOUGHPOWER GT 750W (80PLUS GOLD)
¥10,586実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)
RTX 5060 Ti以上のGPUを積む、性能重視の構成向けの750W電源。
- ◎ 80PLUS GOLD認証で変換効率が高い
- ◎ 750WあればRTX 5070クラスまで余裕を持って対応
- ◎ ATX3.1/PCIe5.1対応で最新GPUの電源コネクタにも対応
- △ 550Wクラスの電源より価格は高め(GPUなし・軽い構成なら過剰な出力)
ARCTIC MX-4 (4g・スパチュラ付属) CPU/GPU用サーマルグリス
¥880実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点)
CPUクーラー交換・自作PC組み立て時に必要な、定番の高性能サーマルグリス。
- ◎ 定番の高性能サーマルグリスで冷却性能・耐久性の実績が豊富
- ◎ スパチュラ付属で塗布量の調整がしやすい
- ◎ 1本でCPU・GPU数回分に使える
- △ リテールクーラー同梱グリスからの塗り直しは手間がかかる
Intelで組む場合
GPU主導という考え方はIntelでも同じです。2026年時点のIntelコスパ枠はCore Ultra 5 225Fで、旧世代のCore i5-14400より安価かつ高性能なうえ、13/14世代のような不安定化問題の報告もありません。ただしLGA1851ソケット用の新しいマザーボード(DDR5専用)が必要で、旧世代のLGA1700マザーやDDR4メモリとは組み合わせられない点に注意してください。
インテル Core Ultra 5 225F (Amazon.co.jp限定・国内正規代理店保証1年付)
¥32,250実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、Amazon調べ)
2026年時点のIntelコスパ枠。旧世代のCore i5-14400の後継として診断に採用。
- ◎ Core i5-14400より安価で性能も上
- ◎ L2キャッシュ増量・DDR5-6400対応など地力が向上
- ◎ 13/14世代のような不安定化問題が報告されていない新設計
- △ F付きのため内蔵GPUなし(モニター出力にグラボが必須)
- △ LGA1851用の新しいマザーボードが必要(旧LGA1700マザーとは非互換)
ASRock B860 Pro RS WiFi (LGA1851・DDR5・ATX)
¥18,780実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、Amazon調べ)
Core Ultra 5 225F用のマザーボード。Wi-Fi内蔵で無線接続の悩みも解消。
- ◎ Core Ultra 200S(LGA1851)シリーズに対応
- ◎ Wi-Fi 6E内蔵で子機が不要
- ◎ ATXサイズで拡張性も十分
- △ 旧世代のLGA1700マザーボードとは互換性なし
- △ DDR4版は存在しないためメモリはDDR5必須
Crucial PRO デスクトップ用メモリ 32GB(16GB×2枚) DDR5-5600
¥84,980実勢価格帯の目安・変動あり(2026年9月時点、DDR5高騰の影響で大きく変動)
ゲーミング・動画編集構成向けの32GB DDR5メモリ。価格変動が大きいため購入直前の確認が必須。
- ◎ AM5/LGA1700のDDR5プラットフォーム向け
- ◎ 32GBでゲーミング・動画編集どちらにも対応できる容量
- ◎ マイクロン製チップで安定性の評価が高い
- △ 2026年のDDR5価格高騰により、この価格帯だけでビルド予算の大部分を占める場合がある
予算に余裕があれば(WQHD以上を狙う場合)
1440p(WQHD)でも快適に遊びたい場合は、Ryzen 7 9800X3D + RTX 5070クラスへ上げるのが2026年時点の定番の上位構成です。ただし価格は本構成よりかなり上がるため、まずは1080p構成で予算感を掴んでから検討するのがおすすめです。
正直に言うと、ゲーミングにMacは向きません
「自作は面倒だからMacで」という選択肢は、オフィス用途なら十分ありですが、ゲーミングに関しては率直におすすめできません。理由は単純で、AAAタイトルの多くがWindows/DirectX前提で開発されており、Mac(Apple Silicon)ではプレイできない・パフォーマンスが出ないケースが多いためです。
- どうしても持ち運びたい・省スペースにしたい場合 → クラウドゲーミング(GeForce NOWなど)をMacやiPadで使う手もある
- 本格的に遊びたい場合 → 素直にAMDかIntelで自作、またはゲーミングPCを完成品で購入
- eスポーツ系の軽いタイトルだけなら → Mac miniでも動く場合があるが動作保証はタイトルごとに要確認
つまり「ゲーミング目的でMacを買う」は基本的に遠回りです。この記事のAMD/Intel構成のどちらかで組むことをおすすめします。